2008年08月09日

Please don't make surfing a sport. (Namiaru Article)

ひさしぶりにサンフランシスコに来たので、昔よく行っていたWISEというサーフショップに寄ってみた。俺が住んでいた十五年前はWISE一件しかサーフショップはなかった。相変わらずスタッフはかわっていなかった。もちろんオーナー、店長と何人からのスタッフ、みんな 昔の仲間 。なんかいい気分だった。

そのときちょうどNEW ZEALAND からきたサーファーが板を買いにきてた。その男が店から出ていくとき、ひと言店長に言った。もし海のなかで会っても怒鳴らないでってね。彼はサンフランシクコに来たばっかりだから、そう言ったと思うけど、店長はこんな風に答えた。ここではそういうことはしないよ。ああまだサンフランシクコは変わってないなと思った……。

彼らとの昔話のなかでいろんな面白いことを聞いた。ひとつはサーファーが増えてサーフショップが多くなったということ。きっとウェットスーツの素材が良くなって長く入っていられるからだと笑っていってた。でも本当の理由はいろんなメディアにサーフィンが取り上げられてサーフィンが流行っているかららしい。しかも昔みたいな遊び感覚ではなくて、なんか真剣なスポーツになってしまったみたいなんだよね(笑い)。

俺たちにとってサーフィンはスポーツじゃなかった。好きな遊びだった。だから、誰がどんな波を乗ったか、どんな大きな波を乗ったかなんかあんまり関係なかったような気がする。海に入れば同じ仲間だった、同じサーファー。波にまかれてサーフボードを流したら、笑いながら泳いで上がった。何にも証明する必要がなかった。

ある日、友達ふたり、JORDONとMARKと一緒に入ったときのことを思い出す。波はダブルぐらいであんまり大きくはなかったけど、風の向きが悪くて、うねりの感覚が近過ぎた。三人で30分ぐらいがんばったけど、ある波にまかれたあと、JORDONがこう言った、”I Don’t Need This Shit!” そしてサーフボードを岸に向け、あがってしまった。俺とMARKはもう少しパドルを続けたが、全然進めなかった。ある瞬間目が合ったんだ。笑いながら二人で同じことを考えていたんだ、その瞬間二人で思った、あいつは正しかった、そしてサーフボードの向きを変えて俺たちもあがった。純粋に楽しくなかったんだよね。

話によると、今はスポーツマンサーファーが多くて、笑い顔が少なくなったという。お願いだ、サーフィンをスポーツにしないでくれ……。


投稿者 George : 11:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://www.whatsupmusicinc.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/208

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(You may use HTML tags for style)