2007年09月13日

MR. OSAWA ON STYLE CAFE

鎌倉は、住むには最高の町だ。
世界中からも、素晴らしい歴史があるとすごく注目されている。
でもそれなのに、なんで古いものをこんなにどんどん壊していくんだろう?
もちろん、お寺や神社のことを言っているんじゃない。
僕が言っているのは古い家のこと。鎌倉には古い民家や洋館がたくさんある。
でも、毎日この町のどこかで、そうしたものが壊されていっている。

僕は鎌倉に戻る前、サン・フランシスコに住んでいた。
その頃住んでいた家は、造られてから100年も経っていた。
勿論内装は新しくなっていたけど、外観は昔のまま。木造の三階建ての家だった。
日本では、「木造は古くなるとダメだ」と言ってすぐに壊してしまうよね。
でも、それは嘘だよ。
日本には湿気があるからすぐにダメになってしまうという人もいるけど、アメリカの南部も同じように湿気があるのに、築百年以上の家はたくさん建っている。彼らは古い家をすごく大事にするんだ。

僕は今、120年前に建てられた酒蔵に住んでいる。
この建物は元々秋田県にあったもの。
それを2年前、鎌倉の田中さんという方が移築したんだ。
木造だけど、全然問題ないよ。

この蔵を初めて鎌倉で見た時はすごく驚いたね。
こんなにかっこいい建物は、きっとお洒落なレストランにでもなるのかなあ、
なんて思いながら、この蔵が何になるのか、いつも楽しみにしていた。
だからある日蔵の前を通った時、建築事務所が入っていた時はちょっと驚いちゃったね(笑)。

この時はまだ、この蔵に人が住めるなんて、思ってもいなかった。


ある日、僕の友達、バッファローレコーズという会社のダグラスというアメリカ人が、
蔵の中でミュージシャンのライブをさせてほしいと、その建築事務所を訪ねて行った。
結局その話はすぐに断られてしまったらしい。
でも、僕は彼からすごくいい話を聞いた。
なんと、蔵の一部を賃貸住居として貸し出すらしいって。

僕はその話を聞いてすぐに飛んで行き、早速蔵の中を見せてもらった。
まだ値段を聞く前だったけど、それでもここに住みたい!って強く思ったね。
そして結局、オーナーの田中さんに一度会っただけで、もうその場で決めてしまった。
(でも、僕もこの蔵のことが本当に気に入っていたんだけど、田中さんも、本当に自分の建物を愛してる人だと思ったよ。彼みたいなオーナーはあんまりいないんじゃないかな。)

そして、実はこの蔵を設計したのは、
この建物の一番前に入っているその建築事務所だった。

その建築家が面白い人なので、この前番組に出てもらった。
これが彼。

OOSAWA AND ME.jpg

STYLE CAFE のホームページに行くと彼のインタービューも読めます。
本当に古い建物を愛して、大事にする人だ。

Mr. Osawa Home Page 『O設計室』

そういえばこの間雑誌に載ったんだ。
僕じゃなくて家がね...(笑)

shonan style047.jpg


shonan style pg 1048.jpg

shonan style pg 2049.jpg

shonan_style45.jpg

shonan style pg 3052.jpg

shonan style pg 3053.jpg

ほんとにすごい家だ。
考えてごらん。家の中に釘を一本も使ってないんだ。

部屋がオープンだから、子供と住むにも最高。
ONE BIG FAMILY ROOM.
だね。

投稿者 George : 20:44 | コメント (0) | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://www.whatsupmusicinc.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/109

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(You may use HTML tags for style)