2007年07月10日
Sharks
Hello folks,
Just a few thoughts on sharks and surfing. Think about this the next time you go to eat some shark's fin soup.
George
「Save the great white shark〜僕はサメを食べない、サメは僕を食べない」
アメリカには「Save the great white shark」(グレート・ホワイト・シャークを守ろう)という、車のバンパー・ステッカーがある。グレート・ホワイト・シャークというのは、映画『ジョーズ』に出てきた人食いザメのことだ。
そもそも、このステッカーができたいきさつは、こうだ。あるサーファーがモントレーというビーチでサメに襲われ、かじられたサーフボードしか岸に上がらなかったことがあった。それを受けて、正義感の強いサーファーたちがサメ殺しに立ち上がったが、今度はそれに対してモントレーの水族館が、このステッカーを作ったというわけだ。いくら人食いザメでも、いなくなってしまえば海の生態が狂ってしまう。
サンフランシスコ周辺の海には、アメリカで最も人食いザメがあらわれるレッド・トライアングルというエリアがある。サンフランシスコとモントレー、フェラロン島を結ぶ三角地帯だ。サメの全長は平均5メートルある。こちらに近づいてくるときは、ヒレを出して向こうからやってくるイメージだが、人食いザメはそうではない。人知れずやってきて、獲物の下でクルクル回りはじめる。噛むといったん口から放し、再び下で旋回しながら獲物が死ぬのを待つ。獲物といっても、アザラシやトドがほとんどで、人は間違えられて襲われるだけだという。サメから見れば、ショートボードから足が出るそのアウトラインが、アザラシに似ているらしいのだ。
サメが獲物を襲うときは、口から歯だけが前へニョキッと出てくる。同時に獲物の反撃から目を守るために、下まぶたから皮膚が上がってきて、目は真っ白になる。だから、獲物をくわえたときには実際に目が見えていない。想像するだけでも、恐ろしい光景だ。
だが、サーファーが助かる例が多い。ウエットスーツが功を奏して噛まれた肉が散らばらず、そこにほかの人が助けにやってくれば、そのまま岸へと戻ることができる。グレート・ホワイト・シャークは、最初に襲った獲物が死ぬのを待つだけで、ほかに人が現れても襲われることはないということらしい。
僕は以前、そのステッカーを後ろのバンパーに貼っていたが、海に入るときは後ろを海に向けて車を止めていた。サメから見えるように。つまり、僕の気持ちをサメにわかってもらいたかったからだ。僕はサメを守ろうとしているのだから、君たちも僕を襲っちゃだめだよってね。
映画『ジョーズ3』を見た次の朝、海へ行ったら砂浜に頭のないアザラシが転がっていたことがある。海にサメがいる証拠だ。サーファーの友達のひとりは海に入っていて、隣でアザラシがいきなり飛び上がり、次の瞬間、海が真っ赤に染まったのを見て一目散に海から上がってきた。
ちなみにサンフランシスコではアジアの漁師がヒレ欲しさに、海上でサメのヒレだけを切り取り、また逃がしているという話しだ。もちろん、フカヒレ・スープのためで、相当な高値になるからだろう。自分の欲だけで動く人々は、いつしかつけが回ってくるだろう。
そもそもサメっていうのは、僕らより先に海にいるものだ。時々、喰われてしまうのは仕方ない。海にはそう思って入っていたほうがいいと僕は思っている。もちろん、僕は人食いザメに襲われたくはないから、せめて自分ではフカヒレ・スープを食べないと心に決めている。
投稿者 George : 10:12 | コメント (0) | トラックバック (0)
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