2006年07月02日
Anime Convention
D'espairsRay

僕はアメリカ人として、問い正される問題がよくある。イラク戦争やニューオリンズのハリケーンを発端とした人種差別などについてだ。日本にいると、それが現実的な問題として伝わってこないから逆に心配になるが、この間、僕はニュージャージーに仕事へ行ったとき、アメリカは大丈夫だと僕なりに思った。それはアニメーションのコンベンションだった。何より、来ている人達に驚いた。高校生や大学生がハロウィンみたいに仮装をしている。セーラームーンなどアニメのキャラクターだ。男女は半々の割合だ。もっと新しいキャラクターもいたのだろうが、きっと僕にはわからなかったんだろうと思う。仮装していない人達は“おたく”と書かれたTシャツを来ていた。僕はそこにコンサルタントの仕事で2日間顔を出した。ライブではゴス・メタルのロックバンドも出たが、そのトリはD'espairsRayという日本のビジュアル系バンドだった。僕はアメリカでかなりの数のバンドを見ているが、そのほとんどがみんなおもしろがって見ているだけだった。しかし、今回は違った。このバンドが演奏をはじめると、アイドルを目の前にしたように、黄色い声援があがった。そして歌いはじめると、お客さんもみんな日本語で歌いはじめた。このコンベンションには最初からこのバンドのファンがいたってことだろう。ファンはほとんどアメリカ人だ。日本語なんてわからないのに、歌を覚えてるからすごい。信じられない僕はステージの前のほうに行って、その光景を眺めたが、白人も黒人も中近東の人もオリエンタルもラテン系もすべての人種が思い思いに歌っていた。いろんな人種がいりみだれ、それはアニメを通して出会った人達のようだった。僕にとってはじめての光景だった。それはアメリカそのものの光景だ。日本から来たアニメがそういう場を作りあげたのだろう。バンドも、アメリカでは英語じゃないと売れないといわれたが、そうではなかった。国際的だ。ネットサーフィンをしているだけに、この人達は真のボーダレスなのだと思う。バンドも同様に、自覚はなくても、こういう人達がアメリカ社会を本当の国際派に変えていくのだと思う。僕はこのコンベンションを通して、アメリカは大丈夫だと確信した。
投稿者 George : 13:34 | コメント (0) | トラックバック (0)
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